栄養療法の呼称変更について

「栄養療法」としてご案内しておりました治療につきまして、今後は 【栄養強化療法】 と呼称を変更いたします。

これまで 「栄養療法」 についてご紹介した際に、まるでご自分の栄養状態が悪いと言われたように感じさせてしまい、不快な思いをさせてしまうことがありました。このような誤解は、誰も幸せになっておらず悲しいことですし、当院としましても本意ではありません。そこで、このような誤解が生じにくいようにしたいと考え、改名に至りました。

栄養強化療法は、サプリメントによる栄養強化・栄養補助を行うことで、通常の食事からでは摂取困難な濃度まで栄養状態を高め、身体の隅々の細胞、分子レベルで機能を高めることを目指す治療法です。

病気とまでは診断されなくても、不調を抱えていたり、すっきりしない、疲れがたまっている、という症状がある方はたくさんおられます。その原因が、栄養不足から生じていることもありますし、不足とは呼ばないレベルの栄養状態であっても、年齢とともに症状が強くなってくることがあります。このようなまだ病気とは呼ばない未病の段階の方は、診断名がつかないために病院で積極的な治療を受けることができず、周囲の人から「気持ちの問題」とか「甘え」と言われてしまうこともあり、辛い思いをされることもあると思います。この状況を打破したいと考え、当院でおススメしているのが栄養強化療法です。薬では根治が困難な症状に対しても、ご自身の身体の機能を高めることで改善が期待できる可能性があります。症状がある方はもちろんですし、すでに栄養に配慮されている方に対しても、血液検査を行って客観的なデータを根拠に強化すべき栄養素を導き出したり、さらに栄養状態を強化することでより良好な身体の状態へ導くことができると考えています。

ご興味がある方は診察・相談にお越しください。